ぎっくり腰で体の中で起きていること
ぎっくり腰(急性腰痛症)は、突然起こる強い腰の痛みです。なぜこんなに痛くなるのか、体の中で何が起きているのかを分かりやすく説明します。
この記事を書いた人

目次
体の構造から見たぎっくり腰
- 筋肉の傷み(筋肉の急性損傷)
- 腰の筋肉、筋膜が急に強く伸ばされたり、縮んだりして小さな傷ができる
- 筋肉を包む薄い膜(筋膜)が傷ついて炎症を起こす
- 靭帯の傷み(靭帯の損傷)
- 背骨をつなぐ靭帯(丈夫なひものようなもの)が伸びすぎて傷つく。
- 靭帯にある痛みを感じる神経が刺激される
- 背骨の関節の問題(椎間関節の機能障害)
- 背骨同士をつなぐ小さな関節が急に動きを止める
- 関節包(関節を包む袋)が挟まれてしまう
体の反応としてのぎっくり腰
- 炎症が起きる(炎症反応の誘発)
- 傷ついた部分から「痛み物質」が出てくる 周りが少しむくんでくる
- 体が傷を治そうと白血球などの細胞が集まってくる
- 筋肉のこわばり(筋スパズム)
- 傷ついた部分を守るために、筋肉が自然に硬くなる
- 筋肉が固まると血液の流れが悪くなり、疲労物質がたまる
- 筋肉が硬いと痛みが増し、さらに筋肉が硬くなるという悪循環になる
神経の働きから見たぎっくり腰
- 痛みに敏感になる(末梢性痛覚過敏)
- 傷ついた部分の痛みを感じる神経が敏感になる
- 普段なら痛くない刺激でも痛みとして感じるようになる
- 脊髄での痛みの増幅(中枢性感作)
- 脳に痛みを伝える中継点である脊髄が過敏になる
- 「痛みの記憶」ができて、痛みが続きやすくなる
- 体の痛みを抑える仕組みがうまく働かなくなる
- 自律神経の影響(自律神経系の関与)
- 緊張やストレスで交感神経が活発になると筋肉がさらに硬くなる
- 血管が細くなって血流が悪くなり、傷の治りが遅くなる
ぎっくり腰では、これらが重なり合って強い痛みと動きにくさを引き起こします。さらに、痛みへの不安や恐れが筋肉の緊張をさらに高めることもあります。
適切な休息と治療で、多くの場合は数日から数週間で良くなります。ただし、正しく対処しないと長引くこともあるので注意が必要です。
既にぎっくり腰になってしまったという方はこちらの記事も参考にされて下さい。
あわせて読みたい


ぎっくり腰の対処法|京都四条ベースコンディショニングラボ
ぎっくり腰の原因別セルフチェックと対処法 ぎっくり腰は、その痛みのメカニズムは共通していても、原因によって症状の特徴や最適な対処法が異なります。ここでは、ぎっ…
24時間オンライン予約
どのコースが自分に合っているか分からないという方は、お気軽に公式ラインまたはお電話でご相談ください。
肋骨はずし整体 +(プラス) | 11,000 |
機能改善・パフォーマンスアップトレーニング | 11,000 |
ボディメイク&ダイエット | 11,000 |
整体(痛み/痺れ/骨盤調整/仙骨調整/肋骨はずし整体/筋膜リリース/) | 11,000 |
福利厚生提携者様専用メニュー
bodywork studio
BASE CONDITIONING LABO.
604-8226 京都府京都市中京区西錦小路町263 NAUTICA BUILDING C-103
080-1478-5051
アクセス
〒604-8221 京都府京都市中京区天神山町290−1 天神山ビル 4階 南側
℡.080-1478-5051
コメント