⛳ ゴルフクラブの慣性テンソルとL-ωのずれ
具体的な数値で理解する剛体の回転
📐 ゴルフクラブのモデル化
簡単化したゴルフクラブ(ドライバー)を考えます:
| 部位 | 質量 (kg) | 位置 |
|---|---|---|
| グリップ | 0.05 | 原点 (0, 0, 0) |
| シャフト | 0.10 | 中点 (0, 0.6, 0) m |
| ヘッド | 0.20 | 先端 (0, 1.2, 0) m |
重要:クラブの質量のほとんどがヘッドに集中しており、先端に偏った質量分布になっています。
🔢 慣性テンソルの計算
Step 1: 各部位の寄与を計算
慣性テンソルの各成分は次の式で計算されます:
Ixx = Σmi(yi² + zi²)
Iyy = Σmi(xi² + zi²)
Izz = Σmi(xi² + yi²)
Ixy = -Σmixiyi
Iyy = Σmi(xi² + zi²)
Izz = Σmi(xi² + yi²)
Ixy = -Σmixiyi
計算中…
慣性テンソル行列が表示されます
🌀 角速度ベクトルωの設定
スイング中のクラブの回転を考えます。角速度ベクトルを3次元で設定できます:
📊 計算結果:L = Iω
角速度 ω
ω = (ωₓ, ω_y, ω_z)
|ω| = 0 rad/s
角運動量 L
L = (Lₓ, L_y, L_z)
|L| = 0 kg·m²/s
🎯 Lとωのなす角度
θ = 0°
角度の解釈が表示されます
💡 なぜずれるのか?
非対角成分の役割
慣性テンソルの非対角成分(Ixy, Ixz, Iyz)が0でないため:
Lx = Ixxωx + Ixyωy + Ixzωz
Ly = Iyxωx + Iyyωy + Iyzωz
Lz = Izxωx + Izyωy + Izzωz
Ly = Iyxωx + Iyyωy + Iyzωz
Lz = Izxωx + Izyωy + Izzωz
ハイライトされた項が、ωの各成分がLの他の成分に影響を与えることを示しています。
具体例:ω = (5, 0, 20) rad/s の場合
計算例が表示されます
🎓 物理的な意味
トルク(必要な外力)の計算:
τ = dL/dt = ω × L
Lとωがずれている → ω × L ≠ 0 → 外力が必要
これが「手で支える力」「クラブがぶれる」原因です。
τ = dL/dt = ω × L
Lとωがずれている → ω × L ≠ 0 → 外力が必要
これが「手で支える力」「クラブがぶれる」原因です。
実際のゴルフスイングでは:
- 手首や腕に「ねじれ」を感じる力 = このτ
- プロは無意識にこの力を制御している
- 初心者はこの力に振り回される = スライス・フックの原因

コメント